近頃は「動画の時代」「音声の時代」などと言われ、プライベートなコミュニケーションではメールをあまり利用しない人が増えましたが、ビジネスの世界では依然として情報収集にメールを活用している人が多いです。
海外では、SNSからの売上よりもメールマガジンからの売上の方が大きいというデータもあります。メールマガジンは、まだまだ有効なマーケティング手段のひとつです。
この記事では、ビジネスで稼ぐためにはメールマガジンをやるべき理由について詳しくお伝えしていきます。
「メルマガってやらなきゃいけないの?」「SNSやLINE公式で十分じゃないの?」
このような質問がとても多いですが、今の時代、Webを使ったビジネスで稼ぐなら絶対に欠かせないツールがメールマガジンです。
そんな方は、ぜひこの記事を最後まで読んで、メールマガジンの必要性を再確認し、今後のビジネスにお役立て下さい。
メールマガジンをやるべき理由3選
メールマガジン(メルマガ)とは、個人や企業が、自身の商品やサービスのマーケティング(販売促進)を目的として定期的に登録者に一斉発信するメールコンテンツを言います。
発信側が知らせたい情報を任意で配信でき、配信する時間やタイミングも自由に選べます。
インターネットで買物をすると、その店から定期的にセール情報などがメールで送られてくる経験は誰にでもあるので、馴染みが深いでしょう。
でも、最近メールなんて使ってないし、メールマガジンはオワコンじゃないの?
メールマガジンって、山ほど送られてきてうっとおしいだけ。まだ読む人いるの?
もし、少しでもそのように考えているなら、その考えを今すぐ捨てましょう。
ビジネスで稼ぎたいなら、メールマガジンは必須です。
今すぐ始めて欲しいです。
メールマガジンをやるべき理由は次の3つです。
- リストが手元に残る
- 本当に伝えたい人だけに情報を伝えることができる
- クローズドな場所でじっくりと関係構築できる
それぞれについて詳しく解説していきますね。
リストが手元に残る
リストが手元に残る。これがメールマガジンをやるべき最大のメリットであり理由です。
例えば、YouTubeやInstagram、TwitterなどのSNSが何らかの理由でなくなったり、アカウントが凍結されて使えなくなったりしたとします。
そうすると、そのフォロワーの情報は一瞬で消えます。
フォロワーに対する一切の情報発信が突然できなくなります。
しかし、メールマガジンなら、リスト(読者のメールアドレス)をダウンロードしておけば、何があっても手元にリストが残ります。
手元にリストが残せるのは、すべての発信媒体の中でもメールマガジンだけです。
リストマーケティングの事例「江戸時代」
リストは、いわば「顧客台帳」。
「顧客台帳」が商売の一番の宝であることは、江戸時代から言われていることですよね。
江戸時代は火事が多く、ある呉服屋の主人が、火事の時に顧客台帳だけを抱えて逃げたという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
たとえ店や商品がなくなっても、顧客台帳と自分の命さえあれば、もう一度商売をやり直すことができるのです。
それぐらい、ビジネスにとって「顧客台帳」(リスト)は重要です。
メールアドレスは現代の「顧客台帳」。
それを得られるメールマガジンは、ビジネスで稼ぎたいなら必須なのです。
本当に伝えたい人だけに情報を伝えることができる
メールマガジンに登録する人は、その情報の発信者にかなり興味を抱いている人たちです。
SNSでも多くのフォロワーを獲得することはできますが、ワンタップでフォローできるため、とても気軽にフォローできてしまいます。
気軽にフォローできるということは、簡単に離れていきます。
しかし、メールマガジンは、メールアドレスを登録したり、時には住所や名前などまで登録したりと、かなりの手間暇をかけて登録してくれています。
そんな手間暇をかけても、その情報に価値を感じ、その情報発信者から情報が欲しいと思って登録する人たちなのです。
また、SNSの特徴として、発信した内容は必ずしもすべてのフォロワーの画面に表示されるとは限りません。
タイムラインで流れてしまって、見落としてしまうことも多々あることです。
せっかく発信した内容が見てもらえないのではもったいないですよね。
でも、メールマガジンなら、スパム設定などされていない限り、読者のメールボックスに直接届きます。
読んでもらいたい人に、直接確実に届けることができるのです。
また、SNSは非常にオープンな場です。
発信された情報や商品は、非常にたくさんの人の目に触れますが、必ずしもその情報や商品を好意的に受け止めてくれる人たちばかりではありません。
情報発信者の考えをよく理解できていない人、その情報や商品を必要としていない人、情報を届けるべきではなかった人に情報が届いてしまった時、ネガティブな反応が起きます。
いわゆる「炎上」をしてしまったり、ネガティブなコメントが残されたりすることで不必要なバッシングを受け、お互いに少なからず嫌な思いをします。
これって、お互いにとって良いことではないですよね。
SNSは上手に使いこなせばとても強力な武器になりますが、こうした痛みとも隣り合わせです。
メールマガジンは、自分の想いや商品を届けたい人に届けるのに最適です。
クローズドな場所でじっくりと関係構築できる
SNSでは、テレビのチャンネルを変えるように、次々と発信が読み飛ばされていきます。
また、自分の発信の周りに、他の人が発信した情報や関連情報など色々な情報があふれているため、そちらにすぐに気を取られてしまい、自分の発信を集中して見てもらうことが難しい環境です。
その点、メールマガジンは、メールボックスに直接メールが届くので、非常にクローズドな場所(閉ざされた環境)です。
読者と1対1の関係、「あなた」と「私」の関係が築けるんです。
メールには文字数制限がないことも大きな魅力です。
読者に対して、1対1で、じっくりとたっぷりの情報を伝えることができます。
そして、周囲の情報が少ないので、読者がメールを読むことに集中してくれます。
誰しも、メールマガジンを読むときは、自然と集中力が高まるという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
読者は元々その情報に価値を感じてくれている人ですから、メールマガジンで商品を売ったとしても、前述したようなネガティブな反応や「炎上」といったことも起こりにくいです。
メールマガジンは、顧客との信頼関係を築くのに最適です。
今すぐメールマガジンを始めよう
メールマガジンに取り組むべき理由について、ご理解いただけたでしょうか。
メールマガジンは「無料」と「有料」がありますが、成果をあげるならば「有料」のものを選んでください。
メールマガジンで最も大切な機能である「ステップメール」は、無料のメルマガスタンドだと配信数が限られていたり、細かいセグメント分けなどが使えないことが多いです。
また別の記事でオススメツールはご案内予定ですので、ぜひ「おぐぶろぐ」をブックマークしておいてくださいね。
高額商品をメールマガジンで販売する方法
メールマガジンをやっている人が稼いでいるとは限りませんが、稼いでいる人、結果を出し続けている人はみんなメールマガジンをやっています。
それは、売りたい商品が高額になればなるほど、メールマガジンの方が売りやすいからです。
最近の情報発信には動画や音声が多く、しかも短尺になってきています。
そのため、人の読解力は急速に低下し、長い文書を最後まで読めない人が増えています。
そうした人には難しい高額な商品は売れません。
しかし、メールマガジンに登録してくれる人は、長い文章が読める人です。
あなたに価値を感じ、あなたからの情報が詰まった長いメールを最後までしっかりと読んでくれる人です。
そんな読者と信頼関係が築ければ、あなたの商品を購入してくれる確率はグッと高まります。
メルマガはビジネスで成功を勝ちとる人の必須スキル
メールマガジンを発行している人は、「ビジネスに真剣に取り組んでいる人」という認知を獲得できます。
決められた曜日、決められた時間に、それなりの量のテキストを定期的に届けられるのですから、信頼度は必然的に高くなります。
SNSは、自分のことを多くの人に知ってもらうための認知媒体や教育媒体として利用し、さらに興味がある人はメールマガジンへと誘導していくのが賢い使い方です。
無料の発信媒体の一番深い場所にメールマガジンを配置して、読者と深い関係を築き、マネタイズにつなげて行きましょう。
LINE公式アカウントの値上げ対策に!
もうひとつ、メールマガジンを勧める重要な理由があります。
2022年10月31日、LINE社より新しい料金プランの改定予定が発表されました。
ご存知ですか?
みなさん、まだあまりピンッ!と来ていないようですが、異次元の値上げですよ。
例えば、次の通りです。
フリープラン(無料)で配信できる通数は、1,000通から200通に減ります。
ライトプラン(月額5,000円)で配信できる通数は、15,000通から5,000通に減ります。
また、メッセージの上限を超えた場合に、現在のライトプランでは1通5円で追加できますが、新しいライトプランではそもそも追加ができなくなります。
Lステップも使うと、さらに月額2,980円が必要になります。
どうですか?
現在LINEを活用している人にとっては、大幅な経費アップにつながる可能性が高いです。
こうしたプラットフォームの都合にも振り回されないようにしておくことも大切ですね。
LINE公式アカウントの値上げは2023年6月から。
まだ間に合います。
今の内にメールマガジンの準備をして、LINE公式アカウントと同等の機能をステップメール等で構築しておくことをおすすめします。
ステップメールについては、また別の回でお話しますね。
まとめ
今後もメールマガジンが無くなることはありません。
プライベートなやり取りではLINEが優勢ですが、官公庁や企業間などの公的なやり取りは依然としてメールが中心です。
LINEはアカウント凍結の可能性や、LINE自体が無くなってしまう可能性もありますが、メールが無くなる可能性はそれよりは各段に低いです。
海外では、そもそもLINEがありませんから、今でもメールマーケティングが主流です。
メールマガジンは取り組んでいる人が少ない分、他との差別化にもなります。
今すぐメールマガジンを始めて、売上アップを目指しましょう。