「売れる文章を書けるようになりたい」という相談は毎日のようにきます。
最高のコピーライティングをして売れる文章を考えようとしても、どんな文章を書いたら売れるかわからないということです。
これはプロであろうと共通している課題で、絶対に売れるコピーライティングなんてこの世に存在しません。
では何が大切か?答えは意外と簡単なのです。
「お客様を知る」というプロセスを大切にしましょうということです。
この記事で書いてあることをしっかり身につけて、ぜひ売れるコピーライティングの本質となる「消費者心理」を学んでください。
自ずと売れる文章を書けるように成長していくことでしょう。
お客様のお財布は無限である
「こんなに高い商品をあの人に買えるわけない」という先入観はハッキリ言って悪です。
コピーライティングで商品を買っていただくということは、お客様とのご縁を紡ぐということです。
喜んでいただくお客様が商品を買えるかどうかで、お財布を心配するのは失礼です。
幸せを提供するのが商売なので、「お客様のお財布が無限だ」と意識するくらいでちょうどいい、ということです。
自尊心は100%満たされることはない
経営者が考える「商品を売るために必要なもの」の一つに、自尊心を掻き立てるというものがあります。
商品を購入する人は、商品を買って自己満足を得たいというものです。
本当は必要ない商品だったとしても、商品を買って自尊心を得たいのです。
つまり、商品を買う理由は「この商品を買って◯◯が達成できる!」と信じたいのです。
だからこそ、自尊心を高めることができるようなコピーライティングをすれば、商品は自ずと購入されやすいということです。
「隙間があったら埋めたい」心理を応用しよう
人は空白を埋めたい生き物とされています。
視力検査の時、「C」のような˞͛記号を見ると、そこを埋めたくなるなるのが人の心理です。
コピーライティング的な心理技術としては、あえて空白を残しておくことで隙間を埋めたくなった人が商品を購入してくれます。
棚に空白があったら何か起きたい ノートPCのデスクトップ画面に隙間があったら埋めたい バッグの中がスカスカなら何か入れたい
こういう隙間を埋めたくなるのが人間だといえます。
返報性の法則|どんな商品も買いたくなる
「影響力の武器」とか心理学を少し学んだ人であれば、結構な割合で知っている心理技術の一つです。
念の為解説しますと、返報性の法則とは、「人にしてもらったからお返ししなければ気が済まない」というものです。
人から施しを受けたがらない人が中にはいます。
その時僕は、「あー、この人は返報性の法則に作用されたくないから、人からの好意を受け取りたくないんだな」って思ったりします。
例えばどんなものか解説します。
- 誕生日にスタバのチケットを受け取らない
- コンビニで一緒にお菓子を買わない
- なんでも自分のお財布の中だけでしか処理しない
このような感じです。
僕はよく自分のクライアント様には誕生日にスタバのチケットとかプレゼントします。
ですがやはりいるのが「いえ、受け取れません。」「そんなことされても困ります。」という人です。
せっかくいつもお世話になっているし、たいした金額じゃないし、好意でお送りしようとするんです。
返報性の法則を学んでいる人は、人に仮を作りたくないから断固拒否します。
これがいいか悪いかというところは、個人の判断に任せます。
でも僕としては、ちょっと人付き合いが億劫になるとしても、いただけるものは感謝を伝えていただき、また感謝を伝えて恩返しをするくらいの方が、日本でビジネスをする上では生きやすいだろうなと思います。
限定性の法則|iPhoneの販売戦略をパクろう
限定性の法則で今最も有力な企業は、他でもないApple社です。
具体的にはどんなものでしょうか。
- 販売店に在庫が数える程度しかない
- 売れることがわかっていて、あえて置かない
- 必ず顧客にヒアリングをして、納期まで取り付けて注文する
あとは、2022年末くらいから買いにくくなっている車などです。
半導体不足のために電子機器や比較的商品単価が高いものがすぐに手に入らなくなってきています。
これは全て、企業の作戦と思っていただいて大丈夫です。
「◯◯が不足していて」は、本当にそうなっていることも多いですが、大元の大元まで行くと、「不足」じゃなく「他国・他社・他者」に流れているのです。
お仕事の打ち合わせを依頼するときに「時間がなくて」と言って断ることは誰でもあると思いますが、それと同じだと思っていただいて差し支えないです。
つまり、優先準備を下げられているということの裏付けでもありますね。
EATの法則を網羅しよう
2023年1月にGoogleアップデートがあったようで、EATの法則からEEATの法則になってきています。
どんなものか解説します。
- E:経験・体験
- E:権威性
- A:専門性
- T:信頼性
これまではEATの法則だったのですが、「経験や体験」についてもコンテンツの中で当てはめようということです。
ブログやホームページでアクセスアップする施作としては、権威性と専門性、信頼性があれば良いというものでした。
今回のGoogleのアップデートにより、「経験や体験についても語ってね」ということになってきています。
とはいえ、これがそれほど新しい情報かというとそういうわけでもなくて、コピーライティングなどを学んでいる人からすれば普通なお話です。
体験価値を高めることができないとコピーライティングで商品を販売することはできません。
新たにEEATを意識するというより、当たり前のものとしてEATを意識しつつ、ストーリーを語りながら体験を伝えていくようにしましょう。
信頼獲得メソッド|反復行動で心を奪う方法
人が信頼を寄せてくれるようにするために一番大切なものがあります。
それは「継続的な行動」です。
- SNSで定期的に発信
- 「○曜日に更新」を守る
- 宣言したコミットメントを守る
こういうところです。
読んでもらえるコピーライティングをするということは、文章の中で価値を感じてもらうことが重要です。
人が継続的に価値を感じなければ、自分から商品が販売されるということはあり得ません。
言い訳をつけて、SNSを途中でやめてしまう人は所詮その程度ですし、ブログを書いてて何かを言い訳に止めてしまう人もそれまでです。
ましてや目標があるのに行動を積み重ねず、自分の好きなことしかやらないで「稼げないんです」という人は言語道断です。
商品を売るためにビジネスをする?それとも幸せのためにビジネスをする?
「好きなことで起業する」というキャッチコピーが一時期すごく流行りましたが、同時に「好きなことで起業できると言われて入った50万のスクールで教わったのは、映える写真の撮り方だけだった」という相談も後を断ちません。
成功するということは、人を幸せにするということです。
心理操作だけで成功しようとする人は、心理操作を逆にされるという結末になるということです。
もしかしたら耳が痛いかもしれませんが、体験に勝る学びはないということです。
より多く売るなら科学的に消費者心理を解析
稼ぐための行動の仕方について解説しました。
とても大切なお話でしたが、もしかしたらコピーライティングとは違う話だと受け取ってしまう人もいるかもしれません。
僕のブログはコピーライティングを中心に発信しておりますが、こういう心理学的お話やマーケティングメソッド、コーチングも全て人の心に刺さる言葉を探す仕事です。
もしこの記事を読んで「いやいや、自分は稼げる“◯◯の法則“みたいなのが学びたいだよ」という人は要注意です。
目先のスキルではなく、人の心の深層を理解するようにしましょう。
心理をしっかり学ぶと文章の中で迷わなくなる
人はいつも素晴らしい存在です。
でも残念ながら、毎日失敗しながらじゃないと成功ってできないようになっているんです。
やりたいことで成功できるなら大いに結構です。
でももしそれが叶っていないとしたら、それはやり方が間違っているということです。
- Instagramでリストが集まらない
- Twitterでフォロワーが増えない
- デザインをしても注目が集まらない
- 動画を作ってもYouTubeでアクセスアップしない
- facebookはもうオワコンだから辞めた
- ブログはもう今後価値はない
- メルマガはもう誰も読まないよ
- LINE公式は読まれない、今はサロンの時代
と、言いたい人は要注意です。なにもオワコンとかないですし、使えないツールもないです。
うまくいかない人は、うまくいかないやり方で行動してしまっただけです。
「コンサルをつけてしっかり学んだのに売れない」という人は、そのコンサルが単にわかってなかっただけです。
大切なことは、「ちゃんと読者のことを考えて作ったか」ということです。
自分が作りたいことを優先して、読者の求める情報を作れていなかった人は、ハッキリ言って売れるわけがないんです。
砂漠の真ん中でホットコーヒーを売るのと同じです。
自分から砂漠に行ってホットコーヒーを売ろうとして「なんで売れないんだ!」って言ってませんか。
ひとつひとつ行動を見直すだけで人生はマジで変わるので、楽しみながら取り組んでみてくださいね。